
リビングの収納を考えるときは、つい物を置いてしまう場所を眺めてみてください。郵便物が集まる食卓、バッグを置く椅子、読みかけの本が重なるソファの横。そこに、使いやすい収納をつくる手がかりがあります。
片づけたばかりなのに、夕方には元通り。そんなリビングでは、収納の量と一緒に、しまう場所までの距離を見直してみましょう。苫小牧で住まいのリフォームを考える方に、毎日の片づけが続けやすくなる工夫をご紹介します。
いつも置いてしまう場所を出発点にする
たとえば、家に帰ると食卓で郵便物を確認するなら、その近くに書類の置き場所があると自然です。子どもがリビングで宿題をするなら、ランドセルや筆記用具も近くに収まるほうが、翌朝の支度までつながります。
収納を増やす前に、一週間ほど、何がどこに出ているかを見てみましょう。写真に残しておくのもよい方法です。来客前のように片づけた状態より、いつもの様子のほうが、相談のときに暮らし方を伝えやすくなります。
まずは手持ちのかごや箱を置き、使いやすさを試すこともできます。置き場所が合うと分かってから棚を計画すれば、必要な幅や高さも考えやすくなります。
棚の大きさは入れたい物から決める
奥行きの深い収納には大きな物が入りますが、細かな文具や書類を入れると、奥にしまった物が見えにくくなることもあります。書類を立てる場所、バッグを置く場所、掃除道具を入れる場所。それぞれに合う寸法を考えると、空間を使いやすく分けられます。
使う予定のケースやファイルがあるなら、外側の寸法を測っておきましょう。棚には入っても、扉の金具が当たって引き出しにくいことがあります。取り出す手の余裕まで見ておくのがポイントです。
可動棚は、棚板の高さを変えられる収納です。子どもの成長や持ち物の変化に合わせやすい一方、何をどれくらい載せられるかは製品や取り付け方で異なります。本など重い物を入れたいときは、計画の段階で伝えてください。
扉で隠す場所と気軽に置ける場所を分ける
日用品を扉の中に収めると、部屋の見た目はすっきりします。ただ、毎日何度も使う物まで全部しまい込むと、取り出すのが面倒になってしまうことも。よく読む本や鍵には、手を伸ばしやすい小さな置き場所があってもよさそうです。
その日のうちに確認する書類には、専用のトレーをひとつ。帰宅直後のバッグには、床に置かずに済む棚を一段。一時的に置く場所も計画に含めると、食卓の上に広がりにくくなります。トレーがいっぱいになる前に中身を見直す時間も、家族で決めておきましょう。
家具の配置と通り道まで見ておく
壁に合わせてつくる造作収納は、寸法や仕上げを部屋に合わせやすい方法です。既製品の収納家具でも、置き方を変えることで使いやすくなる場合があります。動かせるほうがよいのか、壁と一体に整えたいのか。これからの暮らし方も含めて選びましょう。
どちらの場合も、扉を開けたときや椅子を引いたときに通れるかを確かめます。窓や換気口をふさいでしまわないか、コンセントが使いにくくならないかも確認しておきたいところです。
ミライホームにご相談いただく際は、収納したい物と、今の置き場所を教えてください。夕食の前に食卓をさっと空けられる。家族が自分で持ち物を戻せる。そんな毎日の場面を思い浮かべながら、収納の位置と形を考えていきます。

